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「その子がどれだけできたか」を重視するリトミック


こんにちは、アイリス音楽教室の佐藤彩です。

現在リトミック講師をしていますが、音大卒業後はいったん教育系の一般企業に就職して、幼児、小学生、中学生のお勉強や生活面などを見てきました。

幼稚園、保育園の頃はまだそれほど気にしないのですが、子どもたちが学校で学ぶようになると、学習というものには 順位 が生じてきます。

誰が1番、誰々よりもできた・できない、誰が最下位…。とかとか。なんか嫌な感じ。。(°_°)

気にしないくてもいいよ、とは言いつつもやっぱり気になってしまうのが本当のところですよね。

良い順位だったらすごーーく誉めちゃいますし、悪い順位だったら怒っちゃいますよね。

なぜか私たちは、順序というものを重視し、他の人との競争に勝つことが重要であると考えがちみたいです。

ですが、やっぱりそれってあんまり良くないみたいで。。

教育哲学者のルソーは

「まことに奇妙なことに、子どもを教育しようと考えて以来、人は子どもを導いていくために、競争心、嫉妬心、虚栄心、貪欲、卑怯な恐怖心、といったようなものばかり道具に使おうと考えてきたのだが、そういう情念はこのうえなく危険なもの」

であるとしています。




ええ〜、競争心を借り立たせちゃったこと、ある。。。苦笑


ごめんなさい。

「1番最初に出来るお利口さんは誰かな?」と言って急かしたり

「もうお兄ちゃんなんだから出来ないと恥ずかしいよ~頑張れ~」とか言って煽ったり

でも「他の子より良い成績を取るために学ばせる」ことはあんまり良くないんですね。ルソーも言ってます。



リトミックの学習の中では

「他の子との比較」よりも「その子がどれだけ出来たか」を重視します。


個人の達成度重視です。

一応リトミックも芸術教育なので、何が100点でとか、ここが出来てないからマイナスポイント、と言う考え方で指導はしません。

そういう表現の仕方もあるね、とか

そのリズム他と違って良いね、とか

みんなの前で上手に表現できたね、とか

先週よりもうまくステップできたね!



とかです。

お友だちの良いところを探すという意味で周りを見ることはありますが、評価をして比べることはないんです。

とはいえ、子どもたちは生きていく上で競争的な場面に数多く出会います。

受験とか、就職とかですね((((;゚Д゚)))))))

そんな時に「他人に打ち勝って1番になろう」と考えてがんばるよりも


「自分の力を十分に発揮しよう」と考えながら頑張れる子を育てたい!


という理念のうえ成されている音楽教育がリトミックなのです!

子どもだけでなく、大人だってそうですよね〜

ママや先生だって同じだと思いません??

昨日よりお掃除がんばったし、自分の力を十分に発揮できた!

って事で、よしとしたいものです。

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参考:りとみっくのひろばvol.17 子育てのヒント③

リトミック研究センター

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